除夜の鐘の意味って知ってる人ってどれぐらいいるんでしょうか?
残念ながら、私は知らなかったので、ちょっと調べてみましたので、シェアしておきますね。
まずは、除夜の鐘の『除夜』って何ぞや?
ってことからですが、除夜とは、大晦日の夜のことを言います。
そして、お盆とお正月にご先祖様が家に戻って来るという信仰ってありますよね。
なので、大晦日の夜にご先祖様が到着されるということで、宴をしながら夜を明かすという風習が生まれたようです。
また、神社への参詣も普段よりも御利益があると考えられ、年を越してお参りすると、2年分の御利益が得られるという【2年参り】という考え方も生まれたようです。
そこで、除夜に欠かせないのが『除夜の鐘』になります。
多くの寺院では除夜に法要を行い、鐘楼(しょうろう:「鐘(かね)つき堂」のこと)に移動し、読経を行います。
そして、その後、いよいよ除夜の鐘をつくんですね!
除夜の鐘は、大晦日の23時頃からつき始める寺院もありますし、元日になってからという寺院もあります。
何となく、NHKの紅白歌合戦を見終わって、「ゆく年くる年」を観ながら、年越しそばを食べ、除夜の鐘を聞く・・・
というイメージがあるので、大晦日の夜から除夜の鐘はつかれると思ってましたが、何時頃から除夜の鐘をつくかについては、厳密には決められていないようです。
除夜の鐘の回数が108回というを知ってる人は多いと思いますが、この108という数字が何を意味するかご存じでしたか?
この108という数字は、百八煩悩といって、人間が持つ煩悩(ぼんのう:「心身にまといつき心をかきみだす、一切の妄念・欲望」のこと)の数とされています。
108も欲望ってある?と思われるかもしれませんが、その数字の出し方には諸説あります。
1つ目の説:1年を過ごすには四苦八苦するので、四苦の4×9=36と、八苦の8×9=72
を足して108とする説
2つ目の説:過去・現在・未来という3つの世界で起こる6つの煩悩『貧・瞋・痴・慢・疑・見』と六識『眼・耳・鼻・舌・身・意・思』で3×6×6=108とする説
3つ目の説:1年は12ヶ月、24節気(せっき:陰暦でいう季節の区分。また、その変わり
目を示す日で立春から大寒まで二十四ある)、72候(しちじゅうにこう:
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日
ずつの3つに分けた期間)の数字の合計の12+24+72=108とする説
このように諸説ありますが、説はともかくとして、人間には108の煩悩があり、鐘を1回つくごとに煩悩が1つずつ浄化されていき、108回で清められる・・・
というのが、除夜の鐘をつく意味なんですね。
除夜の鐘は自分の住む地域の有名なお寺でついても全然いいんですが、一生に一度ぐらいは京都のお寺でついてみるのをオススメします。
まず最初に、洛北エリアにある神社から。
洛北エリアとは、京都の北区、左京区のエリアになります。
上賀茂・下鴨神社といった世界遺産から、京の奥座敷といわれる貴船、牛若丸が幼少時代を送った鞍馬寺がある京の山里エリアになります。
次に洛東エリアにある神社をご紹介。
洛東エリアとは、京都の観光ランキングのベスト10にに6つもランクインしている人気の観光エリアになります。
その6つとは、1位:清水寺、5位:銀閣寺、6位:南禅寺、7位:八坂神社、8位:高台寺、9位:平安神宮・・・になります。
主なお寺をご紹介しましたが、いつかは京都で除夜の鐘をついてみてはいかがでしょうか?
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